レビトラの特徴を知ろう!
「レビトラ」は、日本ではバイアグラに次いで二番目に認可されたED治療薬です。
世界では2003年に発売されましたが、日本ではその翌年に承認を受けています。
食事の影響を受けにくいという特徴があり、バイアグラの弱みが改善された形になっているため、現在は人気の治療薬です。
また、このレビトラには低価格で販売されているジェネリック薬が2種類あります。
サビトラ20mgとジマトラ20mgで、いずれも1箱に10錠入っており、コスパに優れた後発薬です。
レビトラの一般名は「バルデナフィル塩酸塩水和物」で、主成分はバルデナフィルです。
この成分には、勃起障害を発生させる酵素のPDE-5を弱める働きがあります。
通常ペニスが勃起するためには、まず性的興奮が脳から神経を通ってペニスに伝わります。
同時に、cGMPという物質が体内で増加します。このcGMPの働きによって血管が拡がり勃起するわけです。
その後、PDE-5の働きでcGMPが減少して血管が収縮し、勃起状態はおさまります。
しかしEDになると、cGMPが十分に増加する前にPDE-5が働いてしまうため、勃起できなくなります。
レビトラにはこの過剰に働くPDE-5を弱める作用があるため、EDが改善できるというわけです。
ちなみに、バルデナフィル塩酸塩水和物は若干黄色味のある白色の粉末ですので、レビトラの錠剤もやや黄色です。
性質上水にすぐに溶けますので、血中濃度が最高点に到達するまでの時間もたいへん短いです。
そのため、このレビトラは日本で承認されているED治療薬の中ではもっとも即効性があります。
服用後に効果が出るまでの時間は、早い人で20分、平均45分ほどです。
持続時間は10mgでは4〜5時間、20mgでは7〜10時間ほどです。
これらの時間は、体質や体調によって多少変わってきます。
また、バイアグラと比べて食事の影響は受けにくいですが、完全に影響がないわけではありません。
食後に服用することで持続時間が短くなる場合もあります。
レビトラの製造元バイエルは、「標準的な食事での影響はほとんどない」と発表しています。
服用前には、過度の飲酒や高カロリー食などは摂らないほうがよいことになります。
より効果を実感するためには、空腹時に服用すべきでしょう。
レビトラの効果的な飲み方としては、効果が出るまでの時間や持続時間には個人差があること、またバイアグラ等よりも効果の持続時間が長いことから、セックスの直前ではなく1時間ほど前に服用するほうがいいでしょう。
服用する際は、基本的には水やぬるま湯で飲んでください。
過度な飲酒をしなければ、少量のアルコールで飲んでも問題はないとされています。
ただし、グレープフルーツジュースはレビトラの吸収率を高めてしまう働きがあり、副作用が強く出る場合があるので注意してください。
副作用に関しては、特に重い症状についてはほとんど確認されていません。
軽い副作用としては、頭痛や鼻詰まり、ほてり、目の充血などがあります。
これらは、レビトラの持つ血管を拡張させる働きにより起こるものです。
もし副作用が強く出てしまう場合は、20mgではなく5mgや10mgから始めてください。
体質によって薬が合わない場合は、かかりつけ医などに相談したのち、別のED治療薬に変更してください。
レビトラを服用できない、いわゆる併用禁忌薬もありますので注意が必要です。
併用が禁止されているにも関わらず服用してしまうと、重篤な状況に陥る場合もあります。
例えば、ニトログリセリンに代表される硝酸剤は、主に心筋梗塞や狭心症の治療に用いられます。
舌下錠や塗り薬、貼り薬でも、レビトラと併用することで血圧が異常に下降してしまい、死に至る危険性もあります。
抗不整脈薬や抗ウイルス薬も併用禁忌薬となっています。
高血圧の場合は、治療に降圧剤が用いられます。
レビトラには、血流改善作用から血圧を低下させる働きがあるため、併用でめまいや立ちくらみが起こることもあります。
そのため、レビトラとの併用が可能な種類の薬か否か、医師や薬剤師に確認することが必要です。
この他にも、何らかの既往症がある場合や薬剤を服用中の場合も、レビトラとの飲み合わせは可能かどうか医師に確認しておきましょう。
ED治療薬レビトラには同じ成分バルデナフィルが配合された、低価格ジェネリック薬が個人輸入で購入できます。